「東陽光」低炭素ハイエンド電池アルミ箔プロジェクト場所を宜都に選定
11月29日、「東陽光」低炭素ハイエンド電池アルミ箔のプロジェクト場所を湖北宜都に選定することを明らかにした。当プロジェクトの総投資額は60億元であり、完成の暁には、年間20万トンの低炭素ハイエンド電池アルミ箔が生産できると見込まれている。2022年1月に建設を開始する予定である。
1GWhのリチウム電池を生産するにはアルミ箔の使用量は600-800トンが必要で、この割合で計算すると、年産の20万トンのアルミ箔で250-330 GWhのリチウム電池が生産できる。
「東陽光」は旧称「東陽光科」であり、主な業務は電子新材料、合金材料、化学工業製品などである。2018年に、日本最大のアルミ箔生産会社「UACJ」と共同投資して「乳源精箔」を設立し、リチウム電池アルミ箔分野に進出した。
その後、「東陽光」は「乳源精箔」3期工場をスタートさせ、年間4万トンの高純度アルミ箔新材料が生産できるプロジェクトを建設し、主に新エネルギー自動車用の電池アルミ箔を生産した。
「東陽光」電池のアルミ箔生産能力を5倍に拡大する背景は2021年以降、国内の電池企業の生産規模は急速に拡大し、2025年までに生産能力が2000GWhに近いと予測される。それに対して、アルミ箔の必要量は約120万トン-160万トンである。しかしながら、現在、有効なアルミ箔生産能力が不足の上に、新規立ち上げの実現も見通せないため、将来のリチウム電池アルミ箔の市場は依然として供給タイトな状態が続くとと予想されている。
この予想を基に、「鼎勝新材」、「南山鋁業」、「常鋁股份」、「明泰鋁業」、「萬順新材」、「華峰鋁業」などをはじめとする国内企業と韓国の「ロッテアルミニウム」などの企業がアルミ箔の生産能力を拡大している。
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