「テスラ」第二工場建設へ
5月1日、テスラは中国(上海)自由貿易試験区の臨港新区、現在の上海工場の近隣に第二工場を建設し、主にモデル3とモデルYを生産すると発表した。この新工場の稼働により年間生産能力は45万台増加し、上海地域のテスラ年間生産能力は100万台に達する見込みである。
21年にテスラ上海工場は合計で48万4000台の新車を生産したが、同社の総生産量の51.7%を占めた。第1工場の建設進捗並みに、第2工場の生産開始で、テスラ上海工場は23年か24年に100万台の生産能力に達する見込みである。テスラと政府との間で関連事項の交渉が始まっているがまだ契約には至っていない。
テスラの最新の決算報告書によると、テスラの需要は好調さがうかがわれる。4月21日、テスラは四半期業績報告書を発表した。1~3月期の売上高は、前年同期比81%増の188億ドル(約2・4兆円)、純利益は約33億ドル(約4200億円)だった。前年同期比658%の増加となった。納車台数については、第1四半期に310,048台の新車が納車され、前年同期比68%増となった。
新型コロナウイルスの影響を受け、一時生産量は小幅な減少が見られたが、現在は回復している。第2四半期と第1四半期の生産と同じ生産になることが予想されるが、第3四半期と第4四半期には非常に高い生産が達成されると見込まれている。22年の生産量は150万台、前年比60%増加すると予想されている。
現在のテスラの需給は好調であり、来年以降のテスラ第2工場の設立により、国内生産能力は現在の55万台から100万台に増加することになる。
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