「澳龍船艇」 洋上風力発電のアルミ双胴船、近日進水へ

江龍船艇」の子会社である「澳龍船艇」が建造する風力発電を動力とする初の30m級アルミ船について今般起工を発表した。

本船は、長さ32.3メートル、幅10メートル、型深さ3.5メートルのアルミ合金製の双胴船で、2台のエンジンとそれぞれに直結したスクリューを備え、設計速度は25ノット以上という。本船は、南シナ海の海象条件に合わせた設計がされており、操作性、耐風性、耐波性に優れ、複雑な海象条件下での風力発電の運転・メンテナンス作業や人員・資材輸送に対応できる。洋上風力発電産業の発展に寄与する嚆矢となる。

近年、「澳龍船艇」は中国国内のアルミ合金船艇のリーディングブランドとして知られている。業界をリードするアルミ合金船の研究開発、設計、建造技術をもとに、風力発電の運転・メンテナンス船などをはじめとする特殊用途向けのハイエンド船の建造に優れている。

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