「天山アルミ」 電池用アルミ箔に進出
EVの急速な発展を背景に、電池用アルミ箔はアルミ高付加価値製品として急速な成長を遂げつつある。「天山アルミ」はかねてより生産してきた溶融アルミ、高純度アルミに加え経験豊かな技術チームを招聘し、今般電池用アルミ箔業界への進出を決定した。
「天山アルミ」は、新疆石河子に30万トンの電池用アルミ箔工場を建設中で年末には設備の設置を開始する予定である。来年のQ2から段階的に生産を開始する計画である。生産した箔は江陰電池に向けられる。江陰電池2万トン工場の設備はすでに設置を開始し、年末から来年Q1まで生産調整に入る予定である。来年Q1に電池アルミ箔工場の設備設置を開始する予定で、2024年には20万㌧の生産を実現する。
上記プロジェクトの完成で、同社は電池アルミ箔業界でトップの生産能力を持つことになる。製品認証では,IATF 16949自動車業界品質管理システムの認証作業が進められており来年Q1にIATF16949適合性証明(Letter of Compliance)を取得できる見込みである。
「長江証券」は、電池アルミ箔、高純度アルミなどの付加価値の高い技術が「天山アルミ」の成長に大きく寄与するであろうと語っている。また同社はインドネシアにボーキサイト権益を持ち原料の安定供給にも力を注いでいる。
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