Mysteel:鉛インゴット社会在庫

Mysteelの調査によると、2026年3月19日時点における全国主要市場の鉛インゴット社会在庫は7.26万トン。3月12日比で 0.51万トン、3月16日比で0.75万トンそれぞれ減少し、ここ3カ月で初めて大幅な在庫払いが生じた。内訳は、上海市場在庫1.14万トン、今週月曜日(3月16日)・先週木曜日比いずれも0.1万トン減。江蘇市場在庫1.75万トン、同じく両日比0.1万トン減。浙江市場在庫2.1万トン、今週月曜日比0.65万トン減、先週木曜日比0.55万トン減。広東市場在庫0.52万トン、今週月曜日比横ばい、先週木曜日比0.04万トン増。天津市場在庫2.1万トン、今週月曜日比0.1万トン増、先週木曜日比0.2万トン増。週内では浙江の在庫払い幅が大きく、その他地域は増減が混在した。

 Mysteelの調査によると、先週金曜日から今週月曜日にかけて鉛相場が大幅安となった。下流の蓄電池メーカーは安値を捉えて鉛インゴットの積極的な買い増しを推し進め、在庫保有業者からは成約状況が大幅に改善したとの声が上がったが、引き取り増加に伴い、今週集計の鉛インゴット社会在庫は減少に転じており、特に浙江地区で顕著となった。また、本日(3月19日)は心理的要因から鉛価格が再び下落し、一部蓄電池メーカーは追加で安値買いを実施。今後も在庫の減少が継続する見込み。現物市場では、週初は鉛価格の下落幅が大きく、下流蓄電池メーカーは買い意欲が高まった。河南市場の成約は堅調で、週初の2604限月対比現物安値は一気に50元/トンまで縮小し、先週金曜日比で80~100元/トンの縮小幅となった。週後半には現物安値が100元/トン(2604限月対比)まで拡大したものの、木曜日の成約も堅調を維持した。湖南市場において、週初は2604限月対比で現物安値30元/トン程度の値付けが行われ、成約は堅調に推移した。週後半には鉛価格の反発に伴い現物安値が拡大し、同地域の価格は河南地域の現物価格を30元/トン程度下回る水準となり、成約実績は週初を下回った。広東市場では、週初は鉛相場の下落に連動して現物価格が押し下げられたものの、成約商況はまずまずであった。週後半は取引ムードが鈍化し、商況は低調に推移した。天津市場では、週内の建値提示が少なかったが、下流の蓄電池メーカーが安値拾いによる積極的な買い増しを実施。来週に入り、一段の在庫消化が顕在化する見込み。  今週の鉛相場は変動が大きく、蓄電池メーカーは安値圏で鉛インゴットの購買意欲を高めた。これにより社会在庫に転換点が生まれ、在庫払いが進行した。また、週内の河南銘柄は成約商況が堅調に推移し、メーカー在庫にも一定の減少が確認された。足元では一部再生鉛製錬所の再稼働が進み、輸入鉛インゴットの搬入も順次拡大しており、全体供給量は増加傾向にある。一方、下流の蓄電池需要には底堅さが残存するため、来週も鉛インゴットの総在庫は在庫消化基調を維持する見込み。

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