「中国忠旺」:香港証券取引所で経営難を報告

香港証券取引所の声明によると、アルミ製品メーカーの「中国忠旺」は10月15日、子会社の2社である「遼陽忠旺高級鋁業有限会社」と「遼寧忠旺集団有限会社」は巨額の損失と業務上の圧力により苦境に陥っていることが明らかにされた。

世界第2位、アジア最大のアルミ形材生産国である中国では、輸送、建設、エレクトロニクス分野をはじめとする幅広い産業でアルミ形材が使用されている。その中にあって、「中国忠旺」は世界第2位のアルミ形材メーカーとして、その製品が輸送、建設、電子機器などの分野において幅広く使用されている。

10月15日、上海先物取引所のアルミニウム価格は、エネルギーの使用制限により市場が供給不足を懸念したため、夜間取引で3.9%上昇し、1トンあたり24,700元(3,834米ドル)となり2006年5月以来の高値を記録した。

今年4月、「中国忠旺」は2020年の年次報告書で次のように述べている:「アルミインゴットの価格変動リスクをヘッジするために、アルミインゴットの先渡取引の契約を締結しなかった」。

また、アルミ形材のメーカーである「中国忠旺」の本社と主要生産拠点は、電力危機による生産制限の影響を最も受けた地域の一つである中国北東部の遼寧省遼陽市にある。

さらに「中国忠旺」は次のように述べている:「多くの努力にもかかわらず、子会社は自力で困難を克服することができず、現在は円滑で秩序ある運営を支援するために、関係者と積極的にコミュニケーションをとっている」。

8月30日以降、会社が2021年上半期の決算を発表していないため、「中国忠旺」の株式の取引が停止されることになった。

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