新エネ車の販売 世界的に好調

今般、新エネ車について「国泰君安」が研究成果を発表した。内容は以下の通りである。

9月の新車販売台数は、中国は過去最高の増加率を更新した。欧州は大幅の回復を果たしたが、米国は微減に終わった:

中国市場については、1~9月の生産台数は471.7万台、前年同期比120%増、販売台数は456.7万台で前年同期比110%増。9月の生産台数は75.5万台、前期比6.3%増、前年同期比93.9%増。市場での普及率は、1~9月は23.4%、9月は27.1%で、ともに過去最高を更新しつづけている。

海外市場については全体的に販売台数が増加傾向にある。欧州の場合、9月主要7か国の販売台数は19.9万台、前期比66.8%増、前年同期比12.4%増。ドイツは単月で7.3万台と欧州をリードし、それに次ぐ英国は5.0万台で前期比262.8%増。ノルウェーは約90%の市場普及率で1位となっている。米国の場合、販売台数は8.0万台、前期比3%減、前年同期比43%増、市場普及率は7.2%。

新エネ車向けバッテリーの搭載容量は依然増加:

SHE Researchによると、8月の世界の新エネ車向けバッテリーの搭載容量は45.7GWhで、前年同期比90.3%増。1月~8月の搭載容量は287.6GWh、前期比15.1%増、前年同期比78.7%増。増加率寄与度上位10社のうち半数以上は中国企業で、とりわけ「CATL」は102.2GWhで全体の35.5%以上を占めているほどである。9月の中国の搭載容量は31.6GWh、前期比13.7%、前年同期比101.5%増。そのうち、LFPバッテリーは64.5%を占めている。1月~9月の搭載容量は累計で193.7GWh、そのうちLFPバッテリーは60.1%。9月の「CATL」の搭載容量は15.1GWhで、シェア47.8%で1位となり、2位のBYDと3位の「中創新航」はそれぞれ22.4%、6.2%であった。

2022年の販売台数は大幅に増加:

新型コロナや原材料高騰、および各種補助金の段階的な引き下げなどの影響で、新エネ車市場は若干縮小したが、供給コストの低減と供給量の増加に加え、需要増大、ガソリン価格上昇によるコスパの向上、既存車種と新型車種の相次ぐ発売といった要因に刺激されて、2022年の販売台数は中国では650万台を、世界では1000万台を超え、全体では60%以上の増加率が見込まれている。

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