今年のアルミ相場、各社マチマチ、底堅さを予想

国際アルミニウム協会(IAI)の2月20日付けデータによると、2022年世界のアルミニウム生産量は前年比2%増の6900万トンに留まった。

ある業界アナリストは、アルミの供給不足及び世界需要の増加、特に中国からの需要増が見込まれている中、今年のアルミ価格の上昇を予想している。

フィッチ・ソリューションズ(Fitch Solutions Industry Research and Country Risk)によると、アルミ価格は上昇する可能性がありものの、2022年につけた高値までの上昇はないと予測している。

ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は、アルミ価格は一層の高騰ありと予想している。その根拠は、一部のアルミ製錬所で減産され、その結果新地金の在庫減少が引き起こされ、これをシグナルにアルミ価格が上昇するとの見立てである。

市場関係者は、2023年のアルミ消費量は前年比4.7%増と予想している。

フィッチ・ソリューションズは、「持続的な供給制限及び中国の需要回復が見込まれるが、2023年のアルミ平均価格は2,600米ドルを維持する見込」と表明した。

ゴールドマン・サックスは、2023年のアルミ平均価格を3,125米ドルと、以前予測した2,563米ドルを修正したが、更に向こう12月以内に3570ドルに高騰すると予測している。

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