電池用アルミ箔の需要拡大、中国で新工場続々稼働へ
Shanghai Metals Market Research(以下は「SMM」)によると、中国では電池用アルミ箔の新工場建設が急ピッチで進んでおり、現時点で建設中或いは部分的にも生産を開始している工場は17件に上る。17新工場の生産能力は計127万2,000トンで、うち15件が24年末までにフル稼働する見通し。
2020年と2021年の両年、電池用アルミ箔業界が耳目を集め、生産能力は倍増。持続可能成長率(SGR)も100%と見込まれている。かかる中、生産が安定した企業数は20年の5社から現時点の16社に増加した。
2022年後半にはアルミ箔を使用した電池の生産増を受け、電池用アルミ箔の市場は供給不足から供給過多に転じた。一方、2023年にはナトリウム電池が次世代型として注目され、ナトリウム電池用の(単位あたり)アルミ箔消費量の伸びはリチウム電池用の伸びを上回った。それ故、SMMは電池用アルミ箔の需要見通しを楽観視する見方を示した。
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