技術提携:新エネルギー電池用水冷板の誘導ろう付けと安定量産化の技術

所在地:浙江省

研究開発費:約4億円

1.技術的な問題:

新エネルギー電池用水冷板に用いられるアルミ材は一般的に3シリーズか6シリーズである。

内部構造上の制約から、炎ろう付けや炉ろう付けなの溶接方法が使用できず、現在最も適した方法は誘導ろう付けである。

2.技術難題:

(1) はんだの融点が母材の融点に非常に近い(はんだの融点は590℃、母材の融点は630℃前後)ため、溶接工程で母材にダメージを与えやすい。

(2)またはんだの融点は母材の融点に近いため、溶接は非常に精密でなければならないが、周囲温度、電力網の電圧、手動操作の仕様などの外的要因の影響により、安定的な量産化を図ることに困難が伴う。

(3)水冷板の集電体は一般的に異型で、そのハーモニカ管の厚さは0.35mmの場合、均一に加熱された誘導コイルの設計は非常に困難を伴うものである。

(4)通常集電体の内部に隠されたシャントピースは、はんだの充填程度を外観から判断することができないので、溶接効果を確保するために、装置自体から製品の内外側の熱均一性を調整する必要がある。

3.具体的なニーズ:

(1) 装置の制御精度を向上させ、製品に損傷を与えないこと。

(2)加熱コイルの設計は、はんだ接合部が均等に加熱され、はんだが均等に溶解することが保証され、材料取りを容易にすること。

(3)加熱効果を確保する前提で、装置の周波数を合わせ、磁場の浸透深さを大きくして、外部と内部の溶接継手が同調して加熱されるようにし、内部と外部の溶接継手が同時に溶解すること。

(4)外部環境要因や人為的要因などを撲滅し量産化を実現すること。

4.量産化にあたっての数値目標:

(1) バッチで量産の場合、1次溶接部の歩留まりで90%、2次溶接部の歩留まりで97%以上の達成。

(2)設備コストの目標は60万元。一か所の溶接点に電力消費が約0.27度。

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