中国アルミ業、1Q利益が予想上回る

中国アルミ業（中国アルミ業股份有限公司、香港証券取引所コード：2600、上海証券取引所コード：601600）は、2025年1〜3月期の純利益が前年同期比53〜63％増の34〜36億元（約4億7600万〜5億400万ドル）になる見通しだと発表した。

同社は北京に本社を置く国有の多国籍アルミ企業で、アルミ製品の製造・販売を主力とし、香港と上海の両取引所に上場している。

業績予想によると、2025年通年の利益も前年比30〜40％増の62〜67億元（約8億4400万〜9億2100万ドル）に達する見通し。グローバルなアルミ市場の回復傾向とともに、生産能力の最適化や産業チェーンの統合が奏功したかたちだ。

併せて、同社は子会社である中アル株（中铝股份）に対する持ち株比率を引き上げる計画も明らかにした。現在は35.78％を保有しているが、2025年から関係各社と協力し、段階的に持ち分を増やす方針。具体的な比率は未公表ながら、総投資額は10億〜20億元（約1億3760万〜2億7520万ドル）と見込まれる。

この計画は1年以内に段階的に実行される予定だが、市場環境やその他不確定要素によって変更の可能性があると同社は説明している。

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