投融資：「順博合金」転換社債8.3億元 再生アルミ40万トンプロジェクトに

去る8月９日、「順博合金」は、中国証券監督管理委員会による審査にい合格、総額8.3億元の「順博転換社債」を発行すると表明した。同社は、再生アルミの製造・販売業。主にアルミスクラップを利用し、前処理、選別、溶解、合金化、製錬、鋳造など一連の生産プロセスを経て、クライエントに標準仕様または専用のアルミ合金インゴットを提供する。顧客は再生インゴットを原料に多様なダイカスト製品や鋳造製品を生産する。

中国非鉄金属工業協会によると、同社の再生アルミの生産量は中国再生アルミ業界でトップ4社にランクインしたことをあきらかにした。同社は重慶、広東省清遠、江蘇省溧陽、湖北省襄陽を生産拠点とし、2021年にアルミ合金インゴットを55.31万トン生産し、西南、華南、華東、華中などに販売。主に自動車、モーターバイク、機械設備、通信設備、電子電器、金物照明など分野で消費されている。

今回発行される転換社債で得られた資金は発行費用を除いた後、「順博合金」の40万トンの再生アルミプロジェクトの建設、運営及び運転資金の補充に用いられる予定である。再生アルミプロジェクトは安徽省馬鞍山市の寧馬新型功能区新市産業園に建設される予定である。プロジェクトの実施は「順博合金」の2021年6月に全額出資で新設した子会社「順博合金安徽有限会社」が担当し、投資総額は18.69億元である。同プロジェクトが完成・フル稼働で、平均利益年間2.45億元、税引き後利益率12.5％を見込んでいる。

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