オーストラリアの鉱業会社がカメルーンのボーキサイト採掘契約を締結
カメルーンはオーストラリアのCanyon Resourcesの子会社と、少なくとも20億ドル相当のボーキサイト採掘権契約を締結した。
最初の20年間、Canyon Resourcesのカメルーン子会社Camalcoは、カメルーン北部のMinim-Martap鉱区(面積約500平方キロメートル)で、Beatrice、Raymonde、Danielle高原における確認済の9910万トンのボーキサイトを採掘して直接出荷(DSO)する契約。この鉱区のボーキサイトは酸化アルミ含有量51.6%、二酸化ケイ素含有量2.4%とされている。試算によれば、20年のあいだ年間約500万トンのボーキサイトを採掘できる見込み。
Camalcoはボーキサイトを酸化アルミに加工し、既存の鉄道を利用しNgaoundere、Yaounde、Doualaの各都市を経由、Douala港またはKribi港の鉱石ターミナルに移送する。
また、Camalcoは鉱山と採掘設備の建設、掘削地から鉄道積載場までの道路インフラ、鉱山や採掘作業に使用する施設、既存の鉄道ネットワークの改修、それからエネルギー生産施設、酸化アルミ精錬施設、専用港湾施設を建設する。
昨年、シンガポールに本拠を置くEagle Eye Capital Holdings(EEA)はCanyon Resourcesと投資契約を締結し、このプロジェクトに必要な資金の調達を担う。
契約に基づき、カメルーン政府は採掘されたボーキサイトの10%のシェアを保有する。
また、同国採掘法により、採掘された原材料の15%は現地国内市場に供給されることが規定されている。
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