「福蓉科技」が50億元を投資して高精度の電子消費財と新素材の生産基地を建設予定

1月3日「福蓉科技」は、福建省福州市羅源県に高精度電子消費財と新素材の製造拠点を建設するため、羅源県人民政府および福州台湾投資区管理委員会との間で投資枠合意書を締結する意向であると発表した。941ムー(1ムーは約666.7平方メートル)の土地を一括取得し、段階的に工場を建設していく予定。総投資額は50億元。

今回のプロジェクトの内訳は、再生資源会社の投資による「年間生産量25万トンの再生アルミ・丸鋳インゴットプロジェクト」、製造会社の投資による「年間生産量8万トンの家電用アルミ形材・深加工プロジェクト」、及び「年間生産量10万トンのアルミ合金新素材・深加工シリーズプロジェクト」である。プロジェクトの建設時期は、第一期工事を2022年に開始。都合3段階に分けて建設する。建設の期間は6年を予定してる。

具体的には、福建省羅源県に全額出資の子会社である「福建省福蓉源再生資源開發有限会社」(「福蓉源再生」)と福建省福蓉源新材料製造有限会社(「福蓉源新材料」)を設立する。「福蓉源再生」は、主に「福蓉源新材料」に対して、原材料となるインゴットを提供する。

「福蓉源再生」の年間生産量25万トンで再生アルミ・丸型鋳造インゴットプロジェクトの場所は、金港工業園区の西側(約159,333㎡)を予定。生産額は約50億元/年。「福蓉源新材料」の電子消費財用アルミ形材の年間生産量は8万トン。生産額は約25億元/年。また新素材と深加工シリーズプロプロジェクトの年間生産量は10万トン。生産額は約90億元/年を見込んでいる。

「福蓉科技」は、今回の外資プロジェクトにより、生産能力の規模を拡大し、自社製品のシェアを高めることができると語っている。今後、コロナの感染状況が収まり経済が改善され、5G技術の成熟度が高まり、大画面や折り畳み式のスマートフォンが実用化されることで、出荷台数は再び絶好の期間を迎えることが予想されている。同時に、タブレットPCやノートPCの性能が常に向上していることから、その用途はますます広がり、より多くのタブレットPCがオフィスや教育などの分野に普及していくだろう。すでに利用されている機器からの入れ替え需要や技術革新による新規機器の需要により、タブレットPCやノートPCはまだまだ市場開拓の余地が残されており、今後のアルミ構造部品の需要の高まりが予想される。

そして、AR、VR、3Dなどの技術に関連する産業はまだ生まれて新しく、将来大きな市場に成長していくであろう。アルミやその他の新素材にとっても巨大な需要がもたらされるであろう。

また、このプロジェクトが福建省福州市羅源県にあり、家電製品の最終顧客が集まる「珠江デルタ」や「長江デルタ」に近いことが、輸送コストを大幅に削減できること、顧客とのコミュニケーションを取るのに便利であることなどに恵まれる。アルミを消費する企業の多くは沿海都市に集中しており、立地に優位性があることは明らかである。

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