「福蓉科技」のハイエンド電子機器および新材料製造工場が着工
「南平鋁業」傘下の「福蓉科技」は福建省羅源県人民政府および福州台湾商人投資区管理委員会と、羅源県にハイエンド電子機器・新材料の製造工場を建設する。今般「投資枠組合意書」を調印したと発表した。同社は広さ941ムー(1ムーは約666.7平方メートル)の使用権を取得し、50億元の投資を計画でしている。2022年に着工。工期は3期に分かれすべてが完成するのは6年後である。今後の市場状況に応じて工事を進めていくことになる。
「福蓉源」の電子機器用アルミ型材生産加工プロジェクトの建設予定地は羅源県福州台湾商人投資区にあり、敷地面積は約470,616㎡、延べ面積は約490,000㎡。3期分すべての年間生産量は18万トン。第一期の生産量6万トン、第二期が12万トンのアルミ合金新材料の生産・加工工場となる。投資総額は42.8億元、全工期は2022年8月~2025年7月の予定である。
また、「福蓉源」の再生アルミ及び丸鋳インゴットの工場は羅源湾経済開発区金港工業区に建設が予定されており、敷地面積は約16万㎡、延べ面積も16万㎡、年間生産量は25万トンを見込んでいる。投資総額は7.2億元、全工期は2022年8月~2025年7月の予定である。
同社によると、本プロジェクトの立地場所を福建省福州市羅源県に選んだ理由はこの地域に電子機器用アルミ型材のエンドユーザーが集中し珠江デルタ及び揚子江デルタに近く、輸送コストを大幅に圧縮することができるためである。それからアルミ基新材料のユーザーの多くは沿海都市部に分布しているため、本プロジェクトを沿海地域に配置することで、将来アルミ基新材料の市場開拓や潜在顧客の発掘に優位性を発揮させることができるからだとしている。
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