Mysteel:2026年4月中国の未鍛造アルミ合金輸入データ分析

 中国税関総署のデータによると、2026年4月の未鍛造アルミ合金輸入量は約7.35万トンとなり、前年同月比1.33万トン減(15.32%減)、前月比では1.09万トン減(12.91%減)となった。2026年1~4月累計輸入量は約31.4万トンで、前年同期比14.65%減少した。

 輸入先別では、2026年4月の未鍛造アルミ合金輸入量上位4カ国はマレーシア、タイ、ロシア連邦、ベトナムだった。

 このうち、マレーシアからの輸入量は2.26万トンで全体の30.72%を占めた。タイは約1.27万トンで17.27%、ロシア連邦は約1.18万トンで16.06%、ベトナムは約0.83万トンで11.25%となった。

 5月の中国国内ADC12価格は弱含みで推移した。一方、輸入ADC12価格は海外調達コスト高を背景に、国内保有業者の価格維持姿勢が強まっている。

 5月20日時点で、マレーシア産ADC12現物価格は中国国内で約2万2750元/トン、マレーシア産非標準材は約2万2000元/トンで推移している。

 原材料不足および不適切な税還付政策の影響を受け、中国国内のADC12アルミ合金地金コストは高止まりしている。しかし、需要全体は依然として弱い状況が続いている。

 5月は需要期終盤にあたり、新エネルギー車向けダイカスト需要は比較的安定している一方、ガソリン車向け需要は弱含み。家電分野の需要も総じて低調で、中国国内ADC12価格はもみ合い推移となっている。

 海外市場では、中東情勢の混乱を背景にADC12生産コストが高止まりしており、中国国内価格との逆ザヤ状態が深刻化している。このため、投機的輸入量はほぼゼロとなっている。

 現在の輸入は主に、

  • 加工貿易向け原料
  • 海外長期契約分
  • 外資系企業指定材
  • 過去に価格差メリットがあった契約案件

によって構成されている。

 今後については、5月の未鍛造アルミ合金輸入量は引き続き減少する見通し。

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