5月のボーキサイト輸入量 過去最大の1,197万トン(注目)

5月のボーキサイト輸入量は1,197万トンで、記録を更新した。前年同期比で7.6%増、前期比は31.4%増となった。

その中、オーストラリアは中国のボーキサイトの主な輸入先であるが、5月は309万トンのボーキサイトをオーストラリアから輸入した。前月比で0.95%減少したものの、前年同期比は26.6%の増加となった。

ギニアは中国の第2位のボーキサイトの輸入先であり、5月に過去最高水準の694万トンの輸入を記録した。前期比で19.08%増加し、前年同期比32.9%の急増となった。ギニアのボーキサイトは主に「博賽万州」や「河北文峰」といった比較的新しく稼働した中国のアルミナ精製工場で使用されている。

かつて中国のボーキサイト鉱石の主要調達先であったインドネシアは、2022年5月に174万トンのボーキサイトを中国に輸出した。前年同期比で40.7%増加したが、前期比では18.6%の減少となった。かつてはインドネシアのボーキサイトは中国のボーキサイト輸入量の約75%を占めていた。ギニアが中国の輸入国に加わる前に、インドネシアのボーキサイトは主に山東省のアルミナ精製所で使用されていた。

2022年5月現在で中国のその他のボーキサイト輸入国はモンテネグロ、トルコ、マレーシアでそれぞれの調達量は49,400トン、124,900トン、22,300トンであった。

中国のボーキサイト輸入量が歴史的に増加するのと時期を同じく、輸出諸国が資源の輸出の注目するようになった。その結果インドネシアはボーキサイトの輸出禁止と解除を繰り返した。ギニアは国内の情勢が不安定でボーキサイト輸出のリスクはまだ残している。これらの出来事はボーキサイトの価格に影響を及ぶだろう。

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