2022年の中国アルミ関連ニューストップ10（パート1）

「非鉄金属業界におけるカーボンピーキングの実施計画書」を発行：

2022年11月10日、工業情報化部、国家発展改革委員会、生態環境部が共同で「非鉄金属産業におけるカーボンピーキングの実施計画書」を発表した。

計画によると、中国の非鉄金属産業における炭素排出に焦点を当て、製錬工程の制御、産業構造の最適化、技術排出削減の強化、エネルギー使用構造の改善、グリーン製造の発展など5つのテーマと13項目の重要課題がリストに上げられている。

この計画はアルミ業界に対し、電解アルミの総容量制約を引き続き堅持することを求めていることのほか、電解アルミの容量削減と方策の研究開発、および新規アルミ製錬プロジェクトの許可基準の改善が求められている。

「第1回アルミナ基幹企業サミット」で、アルミナ業界のコンセンサスが得られた：

8月21日～22日、中国非鉄金属工業会アルミ支部主催の「第1回アルミナ基幹企業サミット」が開催され、アルミナ産業に高品質的な発展を担うこと、ボーキサイトのサプライチェーンに安全確保を図ること、赤泥などの総合利用を標準化することなどが求められている。

新規アルミナ精製所が続々と立ち上がりボーキサイトの輸入量は過去最高に：

昨年アルミナ精製所が続々と生産を開始したことで、生産能力が過剰となるリスクが高まった。年末時点での、中国全体のアルミナ生産能力は9955万トン／年に。前年比1000万トン増で、過去20年間で2番目の年間増加率であった。

これに伴い2022年中国のボーキサイト輸入は過去最高の1億2千万トン超。主な輸入先はギニア、オーストラリア、インドネシアだった。

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