「南山アルミ」の板材、航空機に使用

大型旅客機の製造に使用される部材は厳しい品質保証を求められるが、その技術の複雑さと先端性から現代技術の粋が集められている。「南山アルミ」は2017年3月から国産大型機C919の研究開発に参加し、2000番および7000番の厚板と薄板の量産している。これらは、機体、隔壁、翼壁、ビーム、リブなど航空機の主要部位に使用される。特に7000番シリーズのアルミ合金板は航空機C919、ARJ21などに使用されている。現在、「南山アルミ」はC929向け合金の研究開発に携わっている。

2019年3月には中国商飛上飛院と共同で「民間航空アルミ合金材料研究センター」を設立、世界トップクラスの研究センターを目指している。

「南山アルミ」は国内で初の乗用車用アルミ板の量産供給を始めたメーカーである。認証を受けるまでのスピードが速く、そのため「南山アルミ」で生産するアルミ合金が広い範囲で使われている。

また、製錬に必要な電力、アルミナ、電解アルミ、ビレット、アルミフレーム/熱間圧延-冷間圧延-箔圧延/鍛造、アルミリサイクルなど、原料から製品に至る全一貫生産体制を持つ世界唯一のメーカーである。同社の製品は、航空機、自動車、鉄道、船舶、エネルギー、石油化学、コンテナ、高級民生用フレーム、高級システム窓、容器、食品包装、電池箔、アルミの深加工など、さまざまな分野で広く応用されている。

C919について:

C919は中国航空工業集団(AVIC)傘下の中国商用飛機有限会社(COMAC)が開発した中型機で、中国が独自開発した初の幹線用旅客機だ。5月28日から商用運航を開始し、長期的にはエアバスとボーイングによる複占を崩すことが期待されている。

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