限界を迎えた中国域内のアルミ製錬、海外展開に
中国のアルミ製錬会社は、ニッケルのインドネシアでの製錬の例に倣うことを検討している。またインドネシア政府は海外資本が同国内に製錬所を建設することを後押ししている。インドネシアはボーキサイトの輸出を停止し、海外投資家を国内にアルミナ精製工場の建設を誘致している。
既に東南アジアでは中国資本の製錬所が稼働している。あるニッケル製錬プロジェクトは「青山グループ」から数十億ドルの支援を受けている。
あるアナリストは「中国域内ではアルミ製錬の生産能力が限界を迎え、今後は、海外での製錬事業にスイッチしていく必要がある」と述べている。
中国のアルミ生産量は、前世紀の急激な成長を経験し、世界のアルミ生産量の半分以上のシェアを占めるに至った。しかし、中国政府は供給過剰を防ぐこと、古く効率の悪い工場を廃止することなどの方策を立て、国の年間生産能力の上限を4500万トンに設定した背景がある。
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