中国のアルミ印刷版にダンピングの疑い。米商務省調査開始へ

米国商務省は、今般米国イーストマン・コダック社による提訴を受け、中国からのアルミ印刷版(Aluminum Lithographic Printing Plates)の輸入に対してダンピングが行われていないか、また不当な相殺関税をかけてはいないかの調査を開始したと発表した。中国以外に、日本からのアルミ印刷版(Aluminum Lithographic Printing Plates)も調査の対象となっている。

本件は、米国税関コード3701.30.0000に関わるものである。米国国際貿易委員会(ITC)は、遅くとも11月13日までに損害額を算定する予定である。ITCが当該製品の輸入が米国内産業への実質的な損害またはそのおそれがあると判断した場合、米国商務省は本件を継続調査する。12月22日に相殺関税、2024年3月6日にダンピングの判断を下す予定である。

因みに2022年の中国からの輸入額はアルミ平板印刷版が約1,747万ドル、日本からは約8,793万ドルだった。

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