エミレーツ・米アルミ合金会社買収

世界最大級のアルミ製錬メーカーであるEmirates Global Aluminum（EGA）は、米のアルミ合金会社であるSpectro Alloys Corporationの80％の株式を取得。これを足掛かりに米国市場への参入を発表した。

両社は株式売買契約を締結済みで、2024年第3四半期までに払い込みを完了する。

Spectro Alloys社の現オーナーおよび経営陣は、残りの20％の株式を保有し続ける。

Spectro Alloys社は、米国ミネソタ州にあり、合金メーカーとして、年間約11万トンのインゴットを生産する。一方、1トン当たりの合金地金生産時に発生する二酸化炭素排出量が1トン弱という低炭素生産プロセスに優位性を持つ。

市場アナリストの見通しとして2040年までに、二次アルミの世界需要量は倍増し、また、2030年までに、世界で二次アルミ供給量がアルミ供給増加分の約60％を占めるという。

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