「中州鋁業」 赤泥を利用することでスラリーコストの削減を実現（注目）

今年1月中旬、「中州鋁業」が原料スラリーの調製に使用していた鉄精鉱/高鉄ボーキサイトをアルミナ精製で発生する赤泥に置き換えることで230万元以上のコスト削減を実現することができた。

クリンカー焼結は、「中州鋁業」のアルミナ製造における主要工程の一つである。焼結の目的は、配合された原料スラリーをロータリーキルンで高温焼結して、良質なクリンカーを製造することである。今まで「中州鋁業」は原料スラリーを調製する際、中に含まれる鉄とアルミの比率を適切に保つために、鉄精鉱もしくは高鉄ボーキサイトを原料として使用してきた。鉄精鉱や高鉄ボーキサイトの調達コストを削減するために、「中州鋁業」は低温バイヤー法で発生する赤泥に鉄分が多く含まれていることを利用して、前者に置き換えて原料スラリーを調製する実験を行ってきた。実験過程において、新材料社は赤泥による置き換えが原料スラリーの品質と次のプロセスでの使用量に与える影響を分析して、赤泥の湿度・配合量・投入効率等、ロータリーキルンの工程と操作方法を改善するなど対応策を考案していた。

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