リチウムイオン電池向けのアルミラミネートフィルム需要は拡大、「明冠新材」は増資で年間生産能力が2000万平方メートル以上になる

電動交通(四輪電力、二輪電力)、エネルギー貯蔵(家庭用エネルギー貯蔵、5G基地局)、3Cデジタルアプリケーションのソフトパックリチウム電池は年々増加しており、それに対応するソフトパックリチウム電池の包装材であるアルミラミネートフィルムの需要も急速に伸びている。業界の予測によると、今年のアルミラミネートフィルムの世界需要は約2〜2.5億平方メートル、2025年には約7〜8億平方メートルになると言われている。

しかし、中国のリチウムアルミフィルム市場は長い間、日本企業、特に日本の「大日本印刷」と「昭和電工」にほぼ独占されており、アルミラミネートフィルムの世界シェアの大半を占めている。2019-2020年、国産アルミラミネートフィルムのシェアは30%以下になる。中国のリチウム産業にとって、アルミラミネートフィルムの現地化が迫っているのは明らかてある。

現在、日本のアルミラミネートフィルムメーカーは、供給能力が限られており、拡張速度が遅く、調達サイクルが長いため、その能力解放がリチウム電池産業の世界的な需要に追いついていない。サプライチェーンの観点からも、中国のアルミラミネートフィルムメーカーには大きなチャンスとなる。

最近、「明冠新材」は、リチウム電池用アルミラミネートフィルムを主に手がける100%子会社(「江西明冠鋰膜技術有限会社」)が、アルミラミネートフィルムプロジェクトの拡張のために登録資本金を1億元に増額し、拡張後の年間生産能力は2,000万平方メートル以上に達すると発表した。今回の増資は、アルミラミネートフィルム生産能力の計画に有益てある。その結果、アルミラミネートフィルム分野での競争力が強化され、企業の持続的な収益性が高まり、長期的な安定と急速な発展に寄与することになる。

「明冠新材」は、10年以上の研究と応用を経て、独立した知的財産権を持ち、乾熱合成技術を用いてリチウム電池用アルミラミネートフィルムを作成している。同社は、耐電解液性と耐水性を備えたアルミラミネートフィルム製品を生産しているが、深絞りの性能と優れた切断性能の特性を考慮に入れながら、電動交通、エネルギー貯蔵、およびデジタル商品の分野で、国産化の現実的な道を模索している。

同社の担当者は記者団に対し、「「明冠新材」の大きな利点は、生産工程と製品の一貫性にある」と語った。報告書によると、市場には2種類のアルミラミネートフィルムのプロセスがあり、乾式法は深絞り成形性能が良いという利点があるが、耐電解液性が弱い、湿式法は耐電解液性と遮水性が良いという利点があるが、深絞り成形性能が比較的弱い。「明冠新材」の「乾・湿コンビネーションプロセス」は、両方式の長所を兼ね備えているため、深絞り成形性能や耐電解液性の面で大きなアドバンテージがある。

現在、年明けの顧客開拓計画によると、同社のアルミ樹脂フィルム製品は、電動交通、エネルギー貯蔵、および3Cデジタル用のリチウム電池など多くの主要メーカーの検証テストに合格しており、主要顧客の開拓は順調に進んでおり、徐々に供給品の出荷を開始している。当社の生産能力を継続的に解放し、市場開拓の努力を強化することで、当社のアルミラミネートフィルム製品は、より多くのリチウム電池メーカーに認められ使用され、その市場シェアはさらに拡大していくでしょう。

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