プリベークド・アノード価格 高値を維持

2021年の中国プリベークド・アノードの生産高は2,098万トンで、前年同期比5.2%増だった。2022年に入り、電解アルミの安定運転に恵まれ、プリベークド・アノード業界は活況を呈している。

このたび2022年上半期の中国プリベークドアノードの生産量は1024万トンで、前年同期比4.5%増であったことが判明した。また2021年はプリベークドアノードの平均販売価格が4,511元/トンだったが、2022年上半期には、6,377元/トンと年初比2,457元の伸びとなった。

これによって、関連する炭素メーカーの収益が伸び、2022年上半期で業界の過去最高水準に達し、業界全体で黒字化が実現できる見通しである。「索通発展」、「都氏グループ」、「万方炭素」、「中鋁赤壁長城」、「強強炭素」及び「神火グループ」など大手企業も続々と新規工場建設の動きを見せている。

プリベークド・アノードの販売価格アップ要因について:

製造コストの上昇:

製造コストの50%~65%を占めている石油コークスの価格変動が、プリベークドアノードの価格に大きく影響する。その次がコスト全体の12%~18%を占めているコールタールピッチだ。石油コークスとコールタールピッチは価格の年増加率がそれぞれ44%と74%でこれに伴い、アノードの販売価格が引きあげられた。

プリぺード・アノードの需要が旺盛であること:

中国の電解アルミ企業は安定的に稼動しており、需要も強い。大・中の炭素メーカーはフル稼働である。

輸出量が増加していること:

中国はプリペードアノードの主要輸出国であるがその主要輸出先は、マレーシア、カナダ、UAE、ロシア、ノルウェーなどである。2021年のアノード輸出量は187万トンで、前年同期比19.1%増、2022年上半期の、輸出量は106万トンで、前年同期比28%増であった。

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