アルミ製錬に特別行動計画

アルミ製錬業は中国の重要な基礎原料の生産を担うが、エネルギー多消費で炭酸ガスの多排出産業でもある。そこで省エネと排出炭酸ガスのための施策が必要である。「第14次5ヵ年計画」のエネルギー原単位低減目標の完遂を支援するため、特別行動計画が策定された。

今般国家発展改革委員会、工業情報化部、生態環境部、市場監督総局、国家エネルギー管理局の5部門は、「アルミ製錬業における省エネと炭素削減に向けた特別行動計画」を発表した。これによると2025年末までに、アルミ製錬業で目標値を達成できない製錬所は、技術転換を完了するか廃止・撤退される。また再生アルミニウムの生産量は1,150万トンを実現する。2025年までに、クリーン輸送の割合を約70%に持ち上げる。大気汚染防止の主要地域における割合は約80%にとする。2025年までに、アルミ溶湯の直接合金化の割合は90%以上を実現。大気汚染防止重点地域では製錬所の新設は認めない。アルミ地金などエネルギー消費型低付加価値製品の輸出を規制する。

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