Mysteel:2026年4月中国の一次アルミ輸出入データ分析

2026年4月の中国の一次アルミ輸出入データは、輸入・輸出ともに増加傾向が続いた。輸入先は依然として高い集中度を示しており、長期契約を背景にロシアからの輸入量は前月比で小幅増加し、引き続き最大の供給国となった。一方、輸出先構成には大きな変化が見られ、東南アジア諸国の順位上昇が目立った。
4月の中国の一次アルミ輸入量は約26.54万トンで、前年同月比5.94%増、前月比4.08%増となった。1~4月累計輸入量は約91.11万トンで、前年同期比9.2%増加した。
4月の輸出量は約1.56万トンで、前年同月比13.9%増、前月比6.85%増となった。1~4月累計輸出量は約5.35万トンで、前年同期比54.9%増加した。
4月の純輸入量は約24.98万トンで、前年同月比5.48%増、前月比3.91%増となった。1~4月累計純輸入量は約85.76万トンで、前年同期比7.23%増加した。
輸入先別では、ロシア連邦への依存度が依然として極めて高く、輸入量は約22.185万トンと全体の83.58%を占めた。ロシアからの輸入は加工貿易向けが中心となっている。
海外プレミアム価格の高騰を受け、RUSALは販売戦略の見直しを進めており、中国向けアルミ地金は長期契約中心へ移行している。足元ではスポット取引量が大きく減少する一方、長期契約数量は安定しており、今後は中国国内メーカーとの長期供給契約数量について再協議する可能性がある。
輸出先別では、インドが引き続き最大輸出先を維持した。一方、日本と韓国はそれぞれ第9位、第12位へ順位を下げた。これに対し東南アジア諸国の存在感が高まり、輸出先上位7カ国にはタイ、カンボジア、インドネシア、ベトナムが入った。
背景には海外アルミプレミアム価格の上昇があり、特に日本、米国、欧州の現物プレミアム急騰が輸出流向に影響を与えている。
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