山西省、山東省、河南省のアルミナ生産能力は1,502万トン/年まで落込み、供給不足が長期化

上海先物取引所(SMM)の報告によると、山西省、山東省および河南省のアルミナ生産能力は環境保全策による減産や生産停止を経て、現在の年生産量は1,502万トンである。

山西省の晋中と呂梁にある多くのアルミナ精製所は生産を停止もしくは抑制しているため、総生産量は595万トンまで落ち込んでいる。

河南省鄭州、焦作、三門峡、洛陽にあるアルミナ精製所は合計で467万トンの生産能力削減を行い、山東省濱州と淄博の精製所では生産能力が440万トン減少した。一方、この3つの省では減産政策の地域差によって、まだ正常に稼働しているアルミナ精製所もある。一部の精錬所は天候が好転すれば生産再開が許可されているが、他の多くの工場は2月末から3月中旬まで生産制限がかけられている。

山西省、山東省および河南省での生産制限の影響で、アルミナの1日当たり供給量は4.12万トンまで落込んでいる。そのため、市場では供給不足への懸念が高まり、アルミ製錬所は在庫の備蓄に躍起になっており国内のアルミナ価格はさらに押し上げられることになるであろう。

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