2022年にボーキサイトの関連重要ニュース(注目)

アルミの原料であるボーキサイト(アルミニウムの主原料鉱石)は今後とも建設、輸送、パッケージング向けの生産増加に伴い需要は今後も高まるだろう。2021年のボーキサイトの取引総額は155億9000万米ドルで、2022年から2030年にかけてCAGR1.7%で成長すると予想されている。また電気自動車(EV)投資の増加に伴い、アルミ需要は一層の伸長が予想される。

「OPCL」は「ガーナボーキサイト社(GBC)」の株の80%を取得:

2022年3月、「OPCL」は中国の鉱業大手「博賽鉱業」に代わり、GBCの株の80%を取得した。残りの20%はガーナ政府が保有している。「博賽鉱業」はこれを機にガーナ市場から撤退した。

豪「Metro Mining」は、「象森アルミ」へのボーキサイト供給契約を2026年まで延長:

豪「Metro Mining」は、中国の「象森アルミ」と戦略的協力契約(年産150万DMT)を2026年まで延長した。年間総購入量は500万DMT。

中国政府は、ガーナのボーキサイト業界に100億ドルの投資を予定:

さる2017年、中国政府は西アフリカ諸国の発展プロジェクトに150億ドルを提供することを約束した。更に、今回の100億ドルの追加投資は10万人の雇用を生み出すとガーナ政府は評価している。

同国副大統領は自国の資源を梃に、中国の協力を得て経済の活性化に期待すると語った。

中国のボーキサイト在庫量減で、ギニアからの輸入量が増加:

欧州のエネルギー価格高騰は、アルミの生産に深刻な影響を与え、その代替として中国に生産が移行した。その結果中国の在庫量が減少し、そのため補充の目的でギニアから輸入量を増加した。

ギニアは世界最大のボーキサイト輸出国であり、世界貿易の約半量を占めている。

2022年のボーキサイト出荷量は前年比14.9%の増。

インドネシア、ボーキサイトの輸出を禁止:

インドネシア大統領は昨年12月20日、ボーキサイトの国内加工を促進するため、輸出の禁止を発表した。実行は23年6月から。 インドネシアは世界最大のボーキサイト供給国の一つであり、中国は重要な消費国である。2021年に中国がインドネシアから輸入したボーキサイトは1780万トン。2022年1月から11月までには1798万トン。インドネシアの輸出総量の約15.6%を占めた。

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