中国のアルミナバランス

中国のアルミナ輸入量は年々減少している。2022年の輸入依存度は2.3%にとどまった。

アルミナの輸入先はオーストラリア、インドネシア、ベトナムが中心である。2022年の国内アルミナ生産能力は9950万トン、生産量は7280万トンであった。

電解アルミの生産量の4500万トンと比べてみると、アルミナの生産能力は現状過剰であるが、今後の電解アルミ生産量引き上げ余力を持つ。

国内ボーキサイト鉱石を原料にするアルミナ精製工場は鉱山の周辺に建設されることが多い。中国のアルミナは山東、山西、広西、河南などに集中しており、国内総生産能力の82.5%を占める。これらの地域から新疆、内モンゴル、雲南などに移送・販売されている。

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