日本のアルミ輸入量、昨年減少(情報まとめ)
・日本アルミニウム協会(JAA)によると、建設業や製造業の需要鈍化で、2023年の輸入量は前年比26%減の103万トン。1986年以来最低の水準であった。新型コロナの影響で需要が激減した2020年の輸入量は117万トンでそれ以上の減退。
・国別輸入量はロシア産が69%の減少。ブラジル26%、インド19%の増加だった。また、ロシアのウクライナ侵攻以来、一部の日本企業はロシア産アルミの購入を制限している。
・アジアの主要軽金属輸入国である日本は、四半期ごとにアルミプレミアムを設定している。
・2023年、中国の一次アルミ輸入量は日本を上回る154万トンに達し、2022年の669千トンから倍増。
・日本の情報筋によると、2022年の輸入量が過剰だったことと昨年の在庫調整に手間取ったことにより、2023年のインゴット輸入量が大幅に減少したが、押出用アルミ材や板帯生産用アルミ材などの付加価値製品の需要は相対的に堅調さを維持してる由。
・2023年、日本のアルミ板材と押出材の出荷量は前年同期比で6.5%減少した。
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