Mysteel:2025年9月の中国電解アルミ輸出入データ簡析

9月の中国電解アルミ輸出入データは「前年同月比大幅増、前月比上昇」という特徴を示した。輸出入はいずれも一般アルミが主体であり、高純度アルミの割合はごくわずかである。また、輸出入相手国・地域の構成にも大きな変化は見られず、高度に集中した状態が続いている。

9月の中国国内電解アルミ輸入総量は約24.68万トンで、前年同月比80.04%増、前月比13.55%上昇。1~9月の累計輸入総量は約196.24万トンで、前年同期比18.93%増加した。

9月の国内電解アルミ輸出総量は約2.90万トンで、前年同月比152.78%の大幅増、前月比13.18%上昇。1~9月の累計輸出総量は約18.23万トンで、前年同期比147.76%増加した。

9月の電解アルミ純輸入総量は約21.78万トンで、前年同月比73.39%増、前月比13.6%上昇。1~9月の国内電解アルミ純輸入総量は約178.01万トンで、前年同期比12.91%増加した。

電解アルミ輸入元国を見ると、依然として輸入元は高度に集中しており、9月の上位3か国は引き続きロシア連邦、インドネシア、インドであった。ロシア連邦からの輸入量は約17.59万トンで、取引形態別では「輸出加工型貿易」が約8.34万トンと全体の47.4%を占めた。インドネシアからは約3.38万トンで、「受託加工型貿易」は約0.15万トン。インドからは約1.88万トンで、受託加工型貿易は約0.28万トンとなった。 電解アルミの輸出先国については、9月の上位3か国は引き続き韓国、インド、インドネシアであり、韓国が首位を維持した。韓国およびインド向けの電解アルミ輸出量は全体の86.91%を占め、前月比でも顕著に増加した。輸出品は一般アルミが中心であり、高純度アルミインゴットは約3.3トンにとどまり、全輸出量の0.01%に過ぎなかった。

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