22年1-2月 アルミ製品の輸出量増加顕著

税関によると、今年1-2月の中国製アルミ製品の輸出量はいずれも著しく増加した。世界に広がるコロナ禍やエネルギー危機などの影響を受けて、国際市場は中国のアルミ材および製品への依存度が増加し、また、国際アルミ価格の高騰も中国の輸出に有利に働きアルミ産業全体に拡販の新たな機会をもたらした。

2022年1-2月、アルミおよびアルミ製品の累計輸出額は65.6億ドルで、前年同期比37.9%増となった。同時期の累計輸入額は17.4億ドルで、18.6%増となった。累計輸出入総額は前年同期比33.3%増となった。

未鍛造アルミニウム及びアルミ材の累計輸出量は103.4万トンで、前年同期比22.8%増となり、累計輸出額は40.7億ドルで、前年同期比59%増となった。

三大アルミ材の中で、アルミ帯とアルミ箔の輸出量が増加している一方でアルミ型材の輸出量が減少した。1-2月、アルミ帯の輸出量は58.2万トンで、前年同期比44.7%増となった。輸出額は21.3億ドルで、前年同期比99.8%となった。アルミ箔の累計輸出量は23.5万トンで、前年同期比5.7%増となり、累計輸出額は10.5億ドルで、前年同期比36.9%増となった。アルミ型材の累計輸出量は13.5万トンで、前年同期比12%減となり、累計輸出額は5.41億ドルで、前年同期比11.1%増となった。

1-2月のアルミ製ドア・窓・カーテンウォールおよびアルミ製構造体の累計輸出量は17.7万トンで、前年同期比68.5%増、累計輸出額は8.49億ドルで、前年同期比105%増。アルミ製品の累計輸出量は10.0万トンで、前年同期比7.1%減となったが、累計輸出額は6.43億ドルで、前年同期比7.9%増となった。

1-2月のアルミ製ホイールの累計輸出量は14.7万トンで、前年同期比11.8%減となったが、累計輸出額は8.2億ドルで、前年同期比9.3%増となった。

アルミニウムおよびアルミ製品の輸出先の順位について、1-2月で、対米の累計輸出額は7.8億ドル。米国は引き続き1位を占めている。メキシコ、日本、韓国、タイは2位~5位を占めているが、輸出額はいずれも米国とには程遠い。1-2月のアルミ製ホイールの輸出先の順位については、同じく、輸出額で米国が3.2億ドルの首位を占め、2-7位の輸出額合計を上回った。国産アルミ製品の輸出先として、米国は2005年から17年間連続で1位を堅持している。

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