アルミ価格続落、主因は供給過多

中国をはじめとしたアルミの需要低迷を背景に、アルミ市場は供給過多に直面している。輸送、包装及び建築向けとして多用されるアルミの価格は2023年末まで引続き下落することが見込まれる。

中国、アメリカ及びヨーロッパなど各国・各地域の製造業が低迷している中、工業用金属の需要減退は避けられないとみられている。このうちLMEアルミ価格は2,134ドルと5週間ぶりの安値に低落し、7月中旬比で20の下落。

アルミ価格の下落要因は、経済成長の鈍化及び環境保全政策の実施を受け、世界最大のアルミ消費国である中国の需要が減退している一方、アルミ生産能力の強化が図られていることが挙げられる。

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