河南省の再生アルミの生産量、25年までに380万トンへ

脱炭素の目標達成のため循環型経済への転換、節約型・集約型資源利用の推進、資源循環型産業システムと廃棄物再生利用システムの構築を実現することが必要である。今般河南省政府の承認のもと、河南省発展と改革委員会は「河南省循環型経済発展第14次5ヵ年計画」(以下、「計画」という)を発表した。この「計画」は資源の確保と生態環境の改善に方向性を示すものである。

2025年までに2020年比で主要資源の生産率を20%アップ、単位GDP当たりのエネルギー消費量と水消費量をそれぞれ15%以上アップ、10%以上の減少、作物わらの総合利用率は93%以上、建築廃棄物の総合利用率を80%、鉄スクラップの利用量は1,200万トン、非鉄金属の再生利用量は495万トン、そのうち再生銅・再生アルミ・再生鉛はそれぞれ45万トン、380万トン、70万トン、資源リサイクル産業の生産高は2,000億元等の目標を掲げている。

「計画」の中心課題は産業を環境フレンドリー型にアップグレードすることで、内容は次の通りである。

重要製品にエコ設計を徹底すること。エコ製品の供給量を増やし、成功事例をPRすることが成功のキーとなる。

従来からある重厚長大の産業を環境フレンドリー型に転換していくことも重要である。この産業の中でエネルギー消費量と廃棄物排出量がともに高い新規事業を厳しく規制し、分別管理を厳格化する。

鄭州市・洛陽市・新郷市・許昌市に省エネ型環境保全装置製造産業の集団を構築する。平頂山市・南陽市・商丘市・鶴壁市・信陽市は省エネ型環境保全が施された生産拠点の配置を奨励している。

鉄鋼・コークス・建築材・非鉄・石油化学・化学工業など重点産業に対し、各業界で対策を講じクリーン生産のための計画を策定することは重点実施項目である。

廃棄物を積極的にリサイクルすることも重要である。各地の実情に合わせて廃棄物の再生利用方法を考案し、共同で利用する方策を講じることで地域内での再利用を進めていく。そのためにはどのように管理していくのか、その方法・基準を定めることが重要である。

まずは開発区内でのリサイクルを促進すること。 業種間または川上・川下業者間での原料・製品の相互供給および資源・エネルギーの相互利用を強化し、廃棄物の再生利用・エネルギーのカスケード利用・水資源の循環利用することで促進していく。

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