「索通発展」:プリベークドアノードを海外市場開拓へ
今般「索通発展」のプリベークドアノードが完工し、順に生産を拡大している。国内に限らず市場シェアをさらに拡大するために、世界の主要な一次アルミメーカーとの間すでに築かれている協力関係を梃に、新規顧客獲得が進められている。
同社によると、現在の年間生産能力は282万トンである。更に、山東省第二期プロジェクトと甘粛省隴西県年産30万トンのアルミ製錬向けカーボンプロジェクトが正式に始動した。また重慶市に年産25万トンの高導電性省エネアルミカーボン材料、5万トンのリチウムイオン電池ハイエンド負極材用包装材プロジェクトが地元政府と協働で、準備作業を進めている。上記のプロジェクトは2024年に生産が開始される場合、その頃同社のプレベークドアノードの総生産能力は371万トンに達する。
一方、国際アルミ協会の予測によると、世界のアルミニウム需要は2030年には1億1950万トンに達し、今後は3330万トン/年の増産が必要となる。また、電解アルミ1トンにつき約0.5トンのプリベークド・アノードを消費するため、アノードメーカーの生産能力必要アップ量は約1,650万トン/年と想定される。更に海外のプリベークドアノード生産能力が更新サイクルに入ることを考慮すると、必要な生産能力は2,000万トン/年以上になると予想される。
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